肉体派ミリオンダウトブログ

何事も体が資本。

BP回避というインナーマッスル

みなさんこんにちは。

文月チップ争奪戦が開催されますます盛り上がりを見せるミリオンダウト界ですが、調子はいかがでしょうか。

界隈ではチラホラと「このブログを読んで肉体派ミリオンダウターになりました!」なんて声も聞こえてくるようになった気がする心持ちで日々を過ごしています。

 

今日のテーマはBP*1回避ですが、ミリオンダウトでは重要な基礎戦略だと思います。

相手に一方的にBPをかけている状況はかなり有利な状況です。

先攻であればペア戦を仕掛ける、スイフトアタック、初手革命など相手に一方的にBPをかける戦略が豊富です。これはミリオンダウトにおいて先攻が有利である理由のひとつでしょう。

それゆえに自らがBPをかけられないようにすると立ち回りの自由度も上がってきますね。

例えば、先攻であれば初手8切りやA、後攻であれば早めに場を切って場札が溜まらないようにするなどが挙げられます。

 

…ん?これって何かに似てますね…?

そう。筋肉です。

まぁまぁまぁ、そんなアホを見るような目でこちらを見ないでください。死んでしまいます。

ミリオンダウト=運動というのは自明ですね。誰が何と言おうとも。

ですので、バースト=ケガというように置き換えられます。

ミリオンダウトではバーストを避けなければいけませんし、運動でもケガを避けなければいけませんね。

また、ミリオンダウトにおけるさまざまな戦術・戦略=アウターマッスル*2、BPの回避=インナーマッスル*3と置き換えます。

 

肩関節を例にとって見てみましょう。

腕を上げるという動作には三角筋というアウターマッスルが大きく関わります。

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 三角筋 (anatomographyより引用)

 

しかし、三角筋の活動だけではスムーズに腕を上げることができません。ローテーターカフというインナーマッスルの筋群が、腕の骨(上腕骨)を関節面(肩甲骨関節窩)にグッと引き寄せることで、関節の安定性、運動のスムーズさを生み出しているのです。

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 ローテーターカフ(anatomographyより引用)

 

ローテーターカフの機能不全はインピンジメントや関節下滑液包炎の原因となります。また、僧帽筋や肩甲挙筋の代償運動が生じ、肩こりを引き起こすというのが身近な問題かと思います。

 

ほかの関節でもこういった関係性は大きくは変わりません。インナーマッスルは関節にスムーズな運動をさせることでケガを防ぎ、アウターマッスルの活動を充分に発揮させているのですね。

 

つまり、インナーマッスルの活動=BPを回避する ことで、ケガ=バースト するリスクを回避し、アウターマッスル=戦術・戦略 を積極的に取り入れられるということがミリオンダウトにおいても成り立つのです。

 

 

何事も表舞台に立つきらびやかな部分に目がいきがちですが、基礎的な土台の部分も忘れずに日々の鍛錬に取り組んでいきましょう。

 

 

参考文献

A.I.Kapandji「カパンジー機能解剖学Ⅰ上肢 原著第6版」,医歯薬出版株式会社

 

 

*1:「バーストプレッシャー」の略。自らのダウトが失敗もしくは相手によるダウトが成功すると自分がバースト負けしてしまう状況のこと。

*2:体の浅層にある筋肉。大きな力を発揮できる。複数の関節にまたがる多関節筋が多い。

例:上腕二頭筋ハムストリングス腓腹筋など

*3:体の深層にある筋肉。関節の安定に寄与することが多い。単関節筋が多い。

例:ローテーターカフ、腹横筋、膝窩筋